昨夜、子どもを寝かしつけて、起きたらオリンピックの延期が決まっていました。びっくり。速いな!
・・・という書き出しで始めようと思ったら、なんと先ほど東京都の週末の外出自粛要請が出されてしまいました。
なんてことだ。。
コロナウイルス(COVID-19 感染症)の感染が拡大しています。
海外、特にヨーロッパは悲惨な状態ですね。
日本でも徐々に拡がっているようだと思えば、本日結構やばめな感じなのが分かりました。
コロナについて知る方法があります
日本感染症学会が症例報告をWebサイト上で公開しています。

このページの中段に症例報告が掲載されています。その報告数も増えてきました。
普段は、学会や雑誌の査読を経て公開しますが、緊急性と速報性から学会のWebサイト上で無料で公開しています。
誰でも読むことができるので、ぜひ一読をお勧めします。
私の仕事はこのような論文をひたすら読むものなので、いずれ落ち着いて学会や雑誌で発表されるようになったら仕事で取り扱うことになると思います。
ただ、今は学会も中止になっているので、例年の春の学会シーズンによる繁忙期が薄まりそうな予感。
論文を読めば、コロナにかかった後、どのような症状が出たり、どのような経過を辿るかが分かります。
症例報告①市中感染した6症例の比較
例えば、複数の症例の診断時の症状を比較したこの表。

症状の有無に個人差があることが分かります。
微熱はあるけど咳はないからコロナじゃないでしょ!ということにはなりませんよね。
無症状の方もいるくらいなので、症状が何であれ、感染の可能性は否定できないようです。
一方で、発熱(微熱)は、少なくとも重症化にいたるまでには高確率で発症するのかな、と思います。
症例報告②コロナウイルス感染症 15 例の報告

こちらでは、既往歴を比較しています。
重症化した人のうち、既往として別の疾患を持っていた方が特に多いことが分かります。
これはコロナに限ったことではありません。どんな病気でも、既往がある人は他の病気にかかったり、重症化したりしやすいです。なので、既に疾患を持っている方は特に注意しなければなりません。
高齢者ではなくてもです。
素人が付け焼き刃の知識で判断することはとても大きいことは危険ですが、素人なりにもコロナについて学んで知識を得ておくことは、精神の安定にも繋がりますし、全く無知であるよりは良いと思います。
医学的な知識はないと自覚した上で、知識として、コロナにかかった後の経過がどうなるか、死亡するほど重症な事例がどのような経過を辿るのかを読んでみる価値はあるのではないでしょうか。
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